【登山】夏の北アルプス笠ヶ岳を登る。テント泊単独行、笠新道コース。(前篇)
7月ハイシーズンの北アルプス笠ヶ岳をテント泊登山
単独行
新穂高駐車場~笠新道登山口~杓子平~抜戸岩~笠ヶ岳山荘~笠ヶ岳~笠ヶ岳山荘(テント泊)~ピストンで下山
笠ヶ岳は、岐阜県高山市にある飛騨山脈の標高2,898 mの山である。
日本百名山に選定されている。
丸いお椀型の隆起がなだらかな稜線の上に、ポッカリと突き出た特徴的な姿で、北は立山連峰、南は御嶽山からでも、一目でそれと分かる山容をしている。
山名もその笠を伏せたような姿に由来している。
アプローチ
金曜の夜20:40頃神奈川の自宅を車で出発。
中央道八王子ICから乗り、松本ICで降りる。
沢渡を抜けて飛騨高山を目指す。
AM0:00新穂高源泉にある登山者用の無料駐車場に到着。
この駐車場が初めての人は少し分かり難い場所にあるので注意。
新穂高バスターミナルの手前のトンネルの途中で「深山荘」の看板を見落とさず左折すれば辿り着ける。
今回の山行行程
標高1050mにある駐車場は夏でも夜は冷える。
筆者の様に車中泊するならしっかり寝袋に入って寝ることを勧める。
今回は笠新道ルートで笠ヶ岳山頂を目指す。
笠ヶ岳山荘でテント泊をして翌日ピストンで下山という行程。
新穂高駐車場~笠新道登山口
AM4:00起床。
既に150台停めれる駐車場は満車だ。
シーズン中は夜の内に駐車場に着いた方が確実のようだ。
朝食を食べ、登山準備をしている内に東の空がうっすらと明るくなってきた。
AM4:40出発。
駐車場から20分ほど歩くと登山ゲートだ
入山届けを提出して通過
笠ヶ岳への登山道である笠新道登山口までは1時間ほどの林道歩きだ。
北アルプスの山々に澄み渡る青空
本日は展望が期待できそうだ。
登山口~杓子平
笠新道登山口に到着。
ここの水場を過ぎたら笠ヶ岳山荘まで水場は無い。
たっぷり補給しておくことを勧める。
筆者は2ℓ補充した。
登山口から杓子平までコースタイム4:20の急登が待ち受ける。
杓子平から稜線までも2:00の急登。
稜線出るまで6:20のハードコースだ。
時刻は6時を少し回ったところ。
天気が良いので既に汗だくである。
天気が良いのはいいのだが、ずっと急勾配な道が続く。
テントや食料などで本日のザックは16kgを超えてる。
2時間でかなりバテてきて先が思いやられる。
小休止を数回取りながら登る。
休みながら眺める景色の全てが美しく素晴らしい。
本当にキツイ登りだ。
滝のような汗をかいて水をぐびぐび飲みながら歩く。
2ℓじゃ足りないか?
水の残量に少し不安を覚える。
杓子平~稜線
やっとの事で杓子平に到着。
ここまで来て初めて笠ヶ岳がその姿を現す。
威風堂々とした風貌に感嘆のため息が漏れる。
笠ヶ岳から抜戸岳の南山腹に広がる杓子平カールにはところどころにある残雪が美しい。
杓子平からまた抜戸岳に向けてキツイ登りが続く。
登山口から稜線までのコースタイムは6:20。
駐車場からは5:30登ってきて疲労はかなり溜まってきている。
水も残り少なってきた。
2ℓでは足りなく3ℓ汲まなかった事を後悔する。
やっとの事で抜戸岳の少し南の稜線上に出る。
本当にしんどかった…。
ここで少し休憩を取る。
やっとの事で稜線に出ることができた!
ここから先は笠ヶ岳まで気持ちのいい稜線歩きが続く!
今回は『笠ヶ岳テント泊登山(前篇)』のレポの紹介でした。
中篇に続きます。