【登山】5月の南八ヶ岳を歩く。八ヶ岳最高峰・赤岳を含む三山テント白縦走の記録。(前篇)【赤岳・横岳・硫黄岳】
赤岳山荘~赤岳鉱泉(幕営)~行者小屋~赤岳~横岳~硫黄岳~赤岳鉱泉(1泊)~赤岳山荘
梅雨の南八ヶ岳縦走記録
登山隊2人編成
八ヶ岳はは、山梨県と長野県に跨る山塊。南北30 km余りの山体で、大火山群である。深田久弥が選定した日本百名山の一つ。
「八ヶ岳」は特定の一峰を指して呼ぶ名前ではなく、山梨・長野両県に跨る山々の総称であるが、日本百名山でいう八ヶ岳は南八ヶ岳のみを指す。
なお、日本百名山を目的として八ヶ岳に登る者は、八ヶ岳最高峰である赤岳を目指す者が多い。
アプローチ
夜中に出発
八ヶ岳山荘まで到着したらそこから先は赤岳山荘まで真っ暗な林道をSUVで登る
やはり最低地上高が高い四駆じゃないとこの道はキツイ
通常の車の場合、林道の手前にある八ヶ岳山荘の駐車場に停め、林道を徒歩で登る事を勧める
間違いなく腹下やバンパーを擦りまくって車がボロボロになるだろう
AM1:00に赤岳山荘の駐車場に入り車中泊
今回は行程が長いのでAM4:00起き
3時間の仮眠じゃ体力が心配なハードコースだけどなんとかなだろう
今回の山行行程
この時期なぜか登りたくなる南八ヶ岳
今回の山行で3回目になる
今回は深夜のうちに赤岳山荘駐車場まで山道を車で登る
日の出と共に赤岳鉱泉までテントを担ぎ上げ幕営したらあとはサブザックで一気に赤岳(2,899 m)・横岳(2,829 m)・硫黄岳(2,760 m)を縦走するハードプランだ
1日で11kmの三山縦走だが、行者小屋から先はサブザックだし、今回のバディは登山仲間の中でも相当の経験者なので、頑張ればどうにかなるだろうと踏んで挑戦する事にした
赤岳山荘~赤岳鉱泉(幕営)
AM5:00起床
天候は良好
梅雨なので大きく崩れるかもしれないが今のところは晴れてるので、その間にテントを幕営地まで担ぎ上げておきたい
北沢コースで赤岳鉱泉へ向かう
もう何度も通ったこのコースだが、相変わらず川沿いの山歩きは涼しくて楽しい
川のせせらぎの音とマイナスイオンが心地良い
AM6:30
赤岳鉱泉に到着
1:30なので今日も中々の良いペースだ
一番乗りだったので最高の場所を確保してテント設営する
設営が完了したらテントに荷物を置いてサブザックで行動開始だ
ここからが本番、赤岳、横岳、硫黄岳と縦走してここに戻って来る行程だ
赤岳へ
樹林帯はまだまだ雪が残ってる
アイゼン履くほどじゃないけど気を付けて歩かなきゃ転ぶのでペース落ちる
とは言っても今日は時間との闘いなのでのんびりはしてられない
行者小屋通過
こちらの小屋にテントを張った事もある
こちらの小屋も良いけど、テント泊なら筆者は赤岳鉱泉の方が好きだ
文三郎尾根にて赤岳を目指す
森林限界を超えると雪は残ってない
果てしなく続く階段を呼吸を荒くしながら登ってゆく
中岳、阿弥陀岳の向こうに南アルプスが見える
素晴らしい景色だ
この文三郎尾根はなかなかにしてしんどい
階段が永遠に続くので、途中途中で一呼吸置いて、景色を見ながら登ってゆく
景色が無ければかなり辛い登りだと思う
赤岳を超えた後挑戦する横岳、硫黄岳が見える
まだまだ本日の道のりは遠い
しかし南八ヶ岳、山深い良い姿をしています
そうこうしている内に赤岳の岩場に取りつく
ここから頂上まで鎖場が続く
本日一番の難所である岩登りが始まる
標高が高いからか、寝不足のせいかは分からないが一度息が上がるとなかなか整わない
岩にへばり付きながら呼吸を整え、また登り始める
やはり何度登っても赤岳の岩登りは面白い
少しずつ登っていく緊張感が堪らない
落ちたら大変なので無理せず慎重にいこう
AM9:50
八ヶ岳最高峰の赤岳に登頂
去年登った時はガスってて展望なんかまったく皆無だった
やっと観れた八ヶ岳の盟邦赤岳の山頂からの素晴らしい眺めに満足
小休止することにしてザックの中の惣菜パンを隊員と食べる
横岳へ
これからこの尾根を歩いて横岳に向かう
パンを食べ終わったら行動再開だ
横岳までは近そうで遠いんだよね
何度も降ってはまた登り返しを繰り返す
横岳も梯子やら鎖がたくさんのアスレチックコース
高度感を楽しむには最高だが疲労も蓄積される
徐々にガスが発生してきた
濃い霧が横岳を覆い始める
景観を楽しめるのもここまでかな
霧の中を登ってゆく
空や山々の景色が見れないと少し不安になる
霧の合間から景色が見えた
高度感抜群で最高の眺めだ
鎖場をよじ登っていく
腕が疲れてきた
景色がないとやはり苦行だな
梯子も何度も何度も登る
サブザックだから身軽だが、テント装備背負ったままだったらかなり体力が必要なコースだ
横岳山頂まだかな?
隊員も疲れてきたみたいでお互いボヤきながら苦笑して登ってゆく
やっとの事で横岳登頂
赤岳に続き本日二座目の頂を踏襲
かなり疲れてきたけど、まだ硫黄岳を残してる
最後の山頂目指してもう一踏ん張りしますか
今回は『南八ヶ岳縦走 赤岳・横岳・硫黄岳攻略(前篇)』レポの紹介でした
後編へ続きます