【MINI】ミニクーパーを購入した時の値引き交渉
MINI Cooperを契約して1月の納車を心待ちにしている毎日を過ごしています。
車の購入というのは大多数の方にとって結構大きな出費になりますよね?
できることなら少しでもお安く購入したいモノです。
今回MINIを購入するにあたって、様々な偶然も重なりかなり値引きを頑張ってもらえたと思います。
今回は値引き交渉で使ったテクニックと購入額を公開します。
MINIは値引きが難しい?
そもそもMINIって値引きできるの?
ちょっとネットで調べてみても“値引き0円”などがザラに出てきます。
一般的にはMINI値引きの目標額としては20万いけば大勝利となってますね。
MINIは国産車はもとより他の外国車に比べても値引き幅が少ないと言われています。
これはMINIを欲する人にとってMINIは唯一無二の車なので、他の車種のように競合車種という概念がないからだと思います。
確かにぼくもX-TRAILを購入する際は、他メーカーのRAV4やフォレスターと比較検討しました。
しかしMINIが欲しいと思うと、もうMINIしか目に入らななくなるんですよね(笑)
その辺のことをディーラー側はよく分かっており、さらにプレミアムブランドとしての位置付けを崩したく無いというBMWの思惑も加わり、競合車種をぶつけてみても強気の価格からなかなか引いてくれないのが実情です。
では大幅値引きは絶対無理なの?
結論から言うと“そんな事はありません”。
ディーラー側の事情や営業トークのカラクリなどを把握・理解した上、ちゃんと時間をかけて交渉すれば少しだけ通常より多い値引きをしてもらえる可能性は十分にあります。
お値引テクニック
基本は現金価格での交渉を
値引き交渉をするに際し、基本は現金価格で交渉することを勧めます。
特にMINIの場合ローン前提で交渉開始すると、ディーラー営業さんはこちらの想定予算額が低いとみるとすぐにフューチャーバリューローンを提案してきます。
フューチャーバリューローンはオーナーが希望する月額支払いに合わせることが比較的容易なので営業さんは利用させたがるローンプランです。
3~5年でMINIを新車でどんどん乗り換えていく方には都合の良いプランかも知れませんが、ぼくのように一度車を買ったら基本10年以上は乗り続けたいと考える方にはお勧めできません。
通常のローンにしても“ローン在りきの価格交渉”だと金利や料率などが加わり実際の購入価格が分かりづらくなるので、まずは現金価格のみを見て検討して、ローンを利用する場合最終価格を確定させてから月額と期間を検討して決めていきましょう。
オーダー車より在庫車の方が値引きしやすい
MINIは複数のモデル・グレード・10種類以上のボディーカラー、豊富なオプションがあり、組み合わせでは1万通り以上のパターンがあると謳われています。
その選択肢の中から自分だけのMINIを作っていくのが、MINIオーナーの楽しみでもありますよね。
ディーラーはあらかじめ人気モデル・グレード・ボディーカラーを中心に在庫車をたくさん抱えていますが、顧客の希望するMINIが在庫車の中に無い場合はオーダー車として発注する事になります。
オーダー車の場合これから本国である英国の工場で製造、そして海を渡って来るので納車まで4ヶ月前後かかります。
これが在庫車であるなら1ヶ月前後で納車が可能となります。
納車の直前に名義登録を行った段階で販売台数にカウントされるので、ディーラーとしての業績や営業さんの成績的には4ヶ月先のオーダー車より、早ければ2週間後には納車できる在庫車を売りたいという心理が働きます。
それと恐らく大量入庫している在庫車と個別発注のオーダー車では社内での仕入れ値を別計算していると思われるので、その場合仕入原価にも差が生まれると考えられます。
その様な理由でオーダー車に比べ在庫車の方が値引額は多くなります。
だからいって最初から在庫車の中から探すのはNGです。
やはり拘りのMINIを決めて、それが在庫車にあればラッキー。
無ければオーダー車の見積もりを出してもらって、その後営業さんお勧めの在庫車に変更する場合の見積もりも出してもらい何を我慢すればいくら安くなるか?を比較検討しましょう。
本体値引きとオプション値引きを分けて考える
MINI本体の値引きはBMWの厳しいチェックもありなかなか難しいようです。
どちらかと言うとオプションからの値引きの方が取りやすいので、オプションをてんこ盛りにすると当然値引き額は大きくなります。
ごっちゃにすると分かりづらくなるので、本体からの値引きとオプションからの値引きは分けて提示してもらう様お願いしましょう。
オーダー車であれば5万円、在庫車であれば20万円を本体価格から値引きしてもらえれば悪く無いのかなと個人的には考えます。
ディーラーの決算月を狙おう
ディーラーの決算月は通常より値引きをしてもらえる可能性が高いと考えられます。
本年度の販売実績最終追い込みなのでディーラーとしては1台でも多く成約したいはずです。
ただし上記にある様に名義登録に掛かる日数(10日間前後)を逆算して月末までに名義登録完了できる日程で契約できるように商談を進めましょう。
しかしこの方法は在庫車で購入する場合に限られます。
マイナーチェンジ前は大幅値引きのチャンス
マイナーチェンジやフルモデルチェンジが行われる情報がリークされたら大幅値引きのチャンスです。
在庫車を多数抱えるMINIディーラーにとって新モデルが販売されるとそれらの在庫車はすべて旧モデルとなってしまいます。
お客さんの心理は「どうせ新車を買うなら新モデルの方が…」となるのが一般的なので、そうなると在庫車は値引せざるを得ません。
マイナーチェンジであるなら新しいモデルと比べてもさほど変わりはないことが多いので、現行モデルを気に入っているならこのタイミングで購入するとかなりお得に購入することができるでしょう。
ただしこちらも在庫車を購入する場合に限られます。
旧車の下取り価格について
MINIを購入するにあたり現在乗っている車を下取りに出す方が殆どだと思います。
ディーラーで下取り額を査定してもらう最初の提示額は相場よりかなり安いと思っておいて間違いありません。
これは商談が進み煮詰まってきた時の最後の一押しに「車両本体からの値引きはもう限界ですが旧車の下取り額をアップします!」というのがディーラーのクロージングテクニックだからです。
ディーラーの査定を一旦出させてから、買取専門店を複数店回って下取り見積もりを複数枚貰ってきましょう。
その見積もりをディーラーに見せれば高確率で同じ価格に合わせてくれます。
もしも合わせてくれなくても、その場合は高額で買い取ってくれる業者で販売すればいいだけなので問題ないですよね。
下取り価格を確定させた後に本体の値引き交渉を開始するのが営業テクニックに惑わされないコツです。
休日を2日間くらい使うので面倒くさいと思ってしまいますが、上手くいけば数十万円も下取り価格がアップする場合もあるので頑張って3件以上は買取専門店を回りましょう。
買取専門店は全国チェーンなどの大型買取専門店より、地元の小さな買取業者などの方が高額査定をしてくれる場合がありますので1件はそのような業者にも査定を頼みましょう。
今回の購入額
それではぼくが今回新車でMINIを購入するにあたりいくら値引きして貰えたかを公開します。
上記の交渉をしっかり踏まえたのと、ラッキーな出来事にも恵まれかなりの値引きをして頂けたと思います。
まず下取り査定。
MINIディーラーが最初に提示した金額は70万円でした。
その後ディーラー2件と買取専門店3件に査定を依頼しました。
その結果は下記の通りです。
・TOYOTA(ディーラー)→70万
・MAZDA(ディーラー)→75万
・ガリバー→65万
・ビッグモーター→100万
・地元のお店→130万
やはり店舗によって料金がかなり違ったのでやはり数店舗回るメリットは有りそうです。
最高額であった130万円の見積もりをMINIディーラーに見せたところ、合わせるどころか色をつけて135万円で下取ってくれる事になりました。
そこから商談開始。
ラッキーな事に「在庫車」で希望の車種が見つかり、ここで契約すれば「ディーラーの決算月」に名義登録ができるギリギリの日程、さらにBMWより突然の「マイナーチェンジの情報」が舞い込んだという偶然が重なりかなりの値引きをして貰えました。
最後の一押しでディーラーオプションを何点かサービスしてもらった結果、税金保険料・販売諸費用など込みで543万円のところ447万円になりました!
96万円の値引きをしてもらう事ができました。
そこから旧車下取り金を相殺して持ち出し金は312万円ほどです。
個人的には大満足の商談でした。
最後に
今回は値引きテクニックを記事にしてみましたが、最後に商談をするに当たってぼくが一番大切だと思っていることを書きます。
それはディーラーの営業さんを尊重しながら“忙しい時間を割いて商品説明をしてもらっている”という心構えを持つことです。
“客”という立場を履き違えて営業さんに偉そうな態度で接するのはやめましょう。
営業さんだって人間です。そういうお客さんには笑顔は崩さなくともサービスしたくないと思うのが心情です。
逆にちゃんと礼儀を弁えて相手を尊重しながら商談をすれば、営業さんも自分に対して好印象を持ってくれます。
そうすればきっと普段よりちょっとだけ多くサービスをしてくれるでしょう。
こっちだって感じの悪い営業さんだったら、多少安くてもその人からは購入したくないですもんね(笑)。
車を購入後も何年もディーラー、営業さんとは付き合っていく事になります。
どうせなら気持ちの良い取引をしたいものです。
そういった意味では今回ぼくを接客してくれた営業さんは誠実で親切な方でした。
なんだかんだ言ってその事が今回一番のラッキーだったのかも知れません。