【おでかけ】耳を擘く砲撃音!心臓に響く爆轟!2016富士総合火力演習の見学レポート!
2016年8月27日。
富士総合火力演習を見学して来た時のレポートです。
すぐそこの至近距離で見る自衛隊の演習、戦車の一斉砲撃、アパッチ攻撃ヘリのミサイル射撃などは地を揺るがすかの様な爆音や発砲炎の迫力に感動しっ放しでした。
これは好きな人だったら堪らないとイベントだと思います。
総火演とは
総火演。
正式名称は、「富士総合火力演習」と言います。通常、「そうかえん」と略されて呼ばれる事が多いようです。
陸上自衛隊が行う演習の一つで、静岡県御殿場市の東富士演習場で実施されます。
隊員の育成、一般への広報等を目的に行われるが、外国軍隊への示威活動としての側面もあり、在日米軍や周辺各国の駐在武官等も招待され、海外向けに英語の解説記事も公開されています。
一般公開の演習は、陸上自衛隊が行うイベントの中で最も人気があり、戦車やヘリコプター、様々な火砲などによる実弾射撃を間近に見る事ができます。
観覧するには入場券が必要で、抽選により入手する事ができます。
毎年この演習の見学チケットは大人気で、当選確率は10倍以上とかなりシビアです。
筆者は運良くとある伝でチケットを入手でき、総火演を見学する事ができました。
アクセス
運良くチケットに当選しても、当日ちゃんと現地にたどり着くためにはかなり準備が必要です。
駐車場付きチケットが当選した場合、富士演習場の駐車場にマイカーを停められますが、とんでもなく渋滞する為前日乗り込んで車中泊がい一番確実です。
ただ駐車場付きのチケットの当選確率は通常チケットの比ではなくほぼ入手不可能に近いので大多数の方は公共交通機関を利用する事になると思います。
当日はJR御殿場駅から演習場までの臨時直通バスが出ているのでそれを利用しましょう。
駅からタクシーをと考えるのはやめましょう。
全てのタクシーが数週間前から予約済みでまず乗れません。
御殿場駅での臨時バス待ちの行列。
かなりの人が並んでいるが、バスも何十台も運行しているので20分ほど並べば乗れます。
演習を見学するに当たっての注意事項
富士総合火力演習の当選はがき・入場券は全て非売品です。営利目的では使用できません。オークション等への出品も禁止になります。
当日は轟音、炎天下といった過酷な環境でのご観覧が予想されます。妊婦及び乳幼児の方のご来場はご遠慮下さい。
帽子等の日よけをご準備下さい。(日傘は使用できません。)
雨天時においても雨傘は使用できません。レインコート等の雨具をご準備下さい。
マナーの悪い方、現地勤務員の統制に従っていただけない方は退場していただくことがあります。
現地着
現地に着くと自衛隊員がたくさん居て圧巻。
参加する隊員や、隊員にも見学者は多数居るので当然といえば当然なのだがやはり迷彩服の隊員さんがこれだけ居ると凄い威圧感です。
演習場の外には出店が出ており、自衛隊グッズや焼きそばなどの軽食も多々販売されておりお祭りみたいです。
ただし、軽食はどれもものすごい行列で買うまでにかなり時間が掛かるのでおにぎりなどを持参することを勧めます。
炎天下での演習になるので飲み水も多めに持っていきましょう。
ひな壇席の前にブルーシートが敷かれており、席を確保したらあとは開演を待ちます。
ちなみに10時開演ですが、9時前から練習などを行なっているので早めに行って見てるのもアリです。
演習プログラム
戦闘車両や火砲などによる実弾射撃や、航空自衛隊戦闘機による対地爆撃、輸送機からの空挺降下やヘリコプターからのヘリボーンなどが実演される。
前述のように広報と示威の目的もあるため多少ショーアップされた演目もある。
演習は陸上自衛隊の主要装備品を順次紹介する前段演習、目標地域を敵部隊の防御陣地と想定して諸職種協同での戦闘様相を展示する後段演習の2部構成で実施される。
全体の構成は例年ほぼ共通であるが、新規装備の配備や防衛計画の大綱(防衛大綱)の改定などに伴って随時見直されている。
後段演習の開始時には「状況開始」、終了時には「状況終わり」の号令がかかる。
後段演習は主に富士教導団が総合戦闘力を最大限に発揮して侵攻する敵部隊を攻撃する内容であるが、平成24年度からは陸海空3自衛隊の統合による作戦で島嶼部を防衛するシナリオに基づいて実施されている。
自衛隊音楽隊による演奏
音楽大学から自衛隊音楽隊にスカウトされて入隊する自衛隊員も多いらしい。
日本各地の自衛隊イベントで演奏するため、迷彩服は着るが通常の訓練などは全くしないで1年中演奏をしているとの事。
それも大変だなぁと思う。
【ガルパン】「戦車道行進曲!パンツァーフォー!」 -陸上自衛隊第1音楽隊・富士学校音楽隊【総火演2017】
演習開始
遠距離・中距離火力
対空火力
87式自走高射機関砲
中距離火力
96式多目的誘導弾システム
遠距離火力・特科火力
99式自走155mm榴弾砲・205mm榴弾砲
爆音が轟く大迫力です。
心臓に響くような音です。
子供は耳を塞ぎ、泣き出す子までいました。
目標に向かい発砲すると、何kmも向こうの目標に数秒遅れで着弾する。
正確に着弾させる技術に感心します。
ヘリ火力
対戦車ヘリコプター
戦闘ヘリコプター
第一空挺団による空挺降下。
隊員だけでなく追撃砲などの中距離火力砲も輸送、降下させます。
ヘリによるミサイル射撃。
とにかく何もかもが大迫力でとても興奮します。
戦車火力
やはり個人的に一番格好いいと思うのは戦車です!
戦車は、戦線を突破することなどを目的とする高い戦闘力を持った装甲式戦闘車両である。
一般に攻撃力として敵戦車を破壊できる強力な火砲を搭載した旋回砲塔を装備し、防御力として大口径火砲をもってしても容易に破壊されない装甲を備え、履帯による高い不整地走破能力を持っている。
74式戦車の砲撃演習。
俯角が足りない場面での実演。
74式の特徴の一つが、山地の多い日本の地形に合わせ、油気圧サスペンション(ハイドロニューマチック)による姿勢変更機能を有することである。
わずかな稜線でハルダウンの体制を作り出す。
10式戦車
90式戦車
による砲撃演習、一斉砲撃はこの日一番の迫力でした。
もの凄い発砲音と共に、何十発という砲弾が発射される。
観客の歓声も怒号に近いが全て掻き消される轟音である。
地鳴りも凄い。
夢中になって見ていました。
発砲炎を激写!
これがこの日一番の写真です。
突然の豪雨
終盤ぽつぽつと降り始めたと思っていたら、あっという間に突然の豪雨になりました。
しかし雨の中でも演習は続きます。
持参したカッパを来てしばらく見てましたが、あまりにもの雨の強さと、雷まで轟始めたので観客はどんどん帰宅していきます。
筆者は土砂降りの中、びしょ濡れになりながら最後まで見ました。
自衛隊はこんな雨の中でもプログラム通りに全て演習をこなしていました。
有事の際に台風などが来てても作戦に支障があってはならないことを考えると当然といえば当然ですがとても素晴らしいです。
フィナーレの島嶼部に機動展開した部隊による奪回を想定した作戦の最終段階。
全車両における突撃からの一斉砲撃!
雨が酷すぎて画像がこんなんですいません(汗)
これにて全過程終了です。
お疲れ様でした!
土砂降りの中、御殿場行きの臨時バス待ちが2時間でした。
晴れてれば演習の余韻に浸りながらスマホみたりしてれば2時間くらいすぐだったかも知れませんが、激しい雷雨の中のこれはめちゃくちゃキツかったです(笑)
でも良いもの見れました!また機会があったら見学させて頂きたいと思います。
今回は「富士総合火力演習 2016」レポの紹介でした。