【登山】登山道より登山口までのダートな車道が怖い。夏の皇海山の日帰り登山レポート【皇海山】

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8月の日帰り登山。 

単独行。

 

皇海山は栃木県と群馬県にまたがる標高2,144mの山である。

約160万年~90万年前に活動した火山だが、侵食が進み、また樹林に覆われ、今日では火山らしい面影はない。 

日本百名山の一つに選定されている。

 

 

アプローチ

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金曜の夜21:30に自宅を出発。

関越沼田ICで降りてすぐの道の駅「白沢」に24:00着。

今回はここで車中泊。

いつもの様に登山口で宿泊しない理由は皇海山の登山口までの栗原林道にある。

この林道はかなりダートな道となっていて車の転落などの事故が多発している。

ただでさえそんな危険な道なので、流石に真っ暗な深夜に走るのは控えて日の出と共に登山口駐車場まで向かうことにしたのだ。

 

栗原林道

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海山登山口のある皇海橋駐車場に行ける林道は西から入る栗原林道と南から入る栗原川根利林道がある。

事前に市役所に問い合わせたところ、先日の豪雨で栗原林道は崩れてる箇所があり危険だという。

そこで今回は栗原川根利林道を利用することにした。

「S」が林道スタート地点で「P」が登山口駐車場。

AM4:15起床して林道へと向かう。

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AM5:00に林道に入る。

熊などが麓の村へ降りてこないように設置されてる鉄門。

一旦車を降りて手動で門を開けて、車を通過させてからまた門を閉める。

熊怖い。

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夜明け直後の薄暗い林道を走らせる。

細く荒れた車道なので時速20~30km出すのがやっとだ。

幸い天気は良いので景観は素晴らしい。

しかし、見惚れていると即事故る。

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あちこちにデカい落石が。

この林道を走行するなら最低地上高20cm以上の四駆が望ましいね。

普通の車だと腹下擦るしバンパーは割れちゃう恐れが高い。

この時はX-TRAILだったので問題なく走行できたが、MINIだったら引き返してた(笑)

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AM6:00林道入り口から1時間かけてやっと登山口がある皇海橋に到着。

他に車は無く一番乗りだ。

橋のこっち側と向こう側にそれぞれ15台ずつくらい駐車できるスペースがある。

 

皇海山

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AM6:30登山開始。

熊出没、遭難多発の看板に気を引き締める。

静かな山道を歩く

獣と鳥の声しかなくとても静かだ。

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不動沢のコルまではずっと沢沿いを歩く。

この登山道は沢を渡ったり戻ったりしながら進んでゆく。

沢のせせらぎが心地よく、とても涼しくていい気持ちだ。

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60分ほどで中間地点。

まったくと言っていいほど疲労してない。

皇海山は百名山の中ではだいぶ楽なコースみたいだ。

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などと舐めていたら、その先からなかなか登りごたえがある様になってきた(笑)

設置されているロープを掴みよじ登るような道が続く。

ちょろちょろと流れる沢を登ってゆくので足元が滑って危ない。

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AM8:00不動沢のコル着。

右に行くと鋸山へ向かえる。

鋸山からの皇海山も眺めたかったが、こ今回はまっすぐ皇海山を目指す。

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今度は生い茂る笹の中を頂上目指して登っていくことになる。

山頂手前でもう一回急坂を越える。

山頂の少し手前には明治26年に信仰の証として奉納されたという青銅の剣が祀ってある。

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皇海山、踏破。

恐らくこの日最初の登頂者になったと思う。

標高2144mではあるが、木々に覆われている為展望はない。

まったく疲労してないので、休憩は取らずに下山開始する。

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ピストンコースなので来た道を降りてゆく。

不動沢のコルを越えた辺りから、登り登山者とすれ違い始める。

中間地点を超え沢沿い歩きのところまでくると、かなりの上り登山者たちとすれ違う様になった。

こんな秘境の地までよく登りに来るものだと自分のことを棚に上げながら想う(笑)

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AM10:15無事下山。

コースタイム5:10のところ3:45でクリア。

10時の時点では駐車場は満車。

1時間林道運転して駐車できずに引き返すのは哀しいので、この登山口に駐車する場合は早朝にすることを勧める。

皇海山、奥深い良い山であった。

登山コース自体は楽であり、初心者でも楽しめるだろう。

どちらかというと山歩きより、林道運転の方が気を使った(笑)

とにかく今回も無事下山できたことを山神様に感謝しよう。

 

今回は『皇海山日帰り登山』レポの紹介でした!

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