【登山】標高2,599m、奥秩父連峰の盟主・金峰山。百名山ピークハントと山頂にある五丈岩攻略のレポート!
大弛峠駐車場~朝日岳~金峰山山頂~五丈岩~大弛峠駐車場(ピストン)
6月の金峰山登山記録
登山隊4人編成
金峰山は長野県と山梨県の境界にある標高2599mの山である。
日本百名山のひとつに選ばれており、山梨県側では「きんぷさん」長野県では側「きんぽうざん」と呼ばれている。
アプローチ
AM7:00
中央高速で登山口である大弛峠駐車場に到着
30台ほどの駐車スペースはすでに満車であり林道に路肩駐車する
この大弛峠駐車場、標高2360mで車が通行できる日本最高所の車道峠だ
駐車場は例年6月1日から解放される
今回の山行行程
今回は初心者隊員2名を交えての山行である
初心者でも楽しく登れて、高度感を満喫でき、関東からのアクセスが割りかし容易な山という事で金峰山を選択しました
大弛峠から金峰山頂上までは僅か標高差240m
多少登り返しがあるにせよ、百名山の中ではかなり楽な道のりです
コースタイムも往復で約6時間なので初心者には丁度いい
筆者としても百名山ハンターとして一度は登らねばと考えていた山であるのと、常々金峰山の頂上にある五丈岩という巨大な岩のクライミングに挑戦してみたいと思っていたのでいい機会になった
登山口~朝日岳
AM7:30
駐車場にある登山口から入山
流石に2360m地点
入山直後から山奥という雰囲気はばっちり感じられる
既に森林限界が近い為木々の高さがかなり低い
今回のコースは標高差が239mしかないのに累積標高は700mというアップダウンを繰り返すコース
朝日岳を経由して金峰山山頂まで3.6km、コースタイム5:10という道のりだ
僅かですがまだ雪が残ってるところもある
とは言ってもほんの少しなので軽アイゼンも要らない
景色や自然を楽しみながら歩いていく
難所も無く百名山の中ではかなり楽なコースである
赤い印が登山道
よいしょと岩を登る箇所も少しだけある
目の前に開けた景色は雲海だった
ほぼ雲と同標高だったのか雲海が見えたり雲の中に入って真っ白になったりとても神秘的だった
1時間ほどで朝日岳到着
ここから少し下って、更に登り返して金峰山を目指す
朝日岳~金峰山
ここからの景色もまたよかった
遠くに八ヶ岳が見えている
晴れてはいるのだが雲も多い
雲の切れ間から見える景色が美しい
金峰山頂上付近は森林限界で背の高い木々は生えていない
ここまで来ればもうすぐ山頂
標高も雲より高い位置に来たらしく青空が広がっている
筆者は疲労は全くないが、初心者隊員は少し疲れ気味のようだ
金峰山登頂
スタート地点の標高が高かった為、ほとんど高低差なく頂をGet
お手軽百名山でした
雲海を眺めながらお昼にしよう
おでんとカップラーメンを食す
すぐ隣にある百名山、瑞牆山が見える
瑞牆山も比較的難易度が低い百名山だ
富士山も見える
雲海に浮かぶ富士山は、どの山から見ても雄大である
五丈岩チャレンジ
この山頂には有名な五丈岩がある
金峰山に登っても、この五丈岩にを登る人はほとんどいない
我々の登山隊も誰も挑戦しないというので、筆者が代表して挑戦する
ビルの5~6階くらいはあろうかと思われる巨大な岩だ
五丈岩を一番上まで登るのは金峰山に登ったっ人の中でも数%の人だけだそうだ
いいね、燃える(笑)
半分くらい登ったところで眼下を撮影
下で待ってる登山隊の皆がゴミのようだ!はっはっは!
大学の登山部の方たちが7~8名で来ていて挑戦していたが頂上まで登りきれる人はいなかった
半分くらいまでは頑張れば登れるのだが、ここから上に行くクライミングルートが分からず皆お手上げだ
筆者も中間地点で10分くらい悩んでいたが、掴めるポイントを発見して一気によじ登った
手が滑ったら怪我じゃ済まない高さなので恐怖感がかなりあったが勇気を出して登り切る
そして見事登りきったよ!
ここが金峰山の本当の頂上だ!
一番上にいるのが筆者
小さくて分かり辛いね
という訳で拡大図!
アホみたいに大はしゃぎしてる(笑)
実は降りるのもかなり怖かった
登った時他の登山者たちから歓声が起こって、降りた時も「凄かったです!」と声を掛けられて恥ずかしいやら嬉しいやら…
下山
雲海を眺めながら珈琲を飲んで一休み
至福の休憩時間
大休止をとったら下山
帰りもサクサク問題なく歩く
初心者隊員はかなり疲れていたみたいだけど、それでもこのコースなら問題なく歩けていた
PM13:00
ほぼコースタイム通りで下山完了
帰り道山中に日帰り入浴が可能な温泉をみつけ寄っていく
登山で掻いた汗を流して腹ごしらえもしていこう
我々が訪れた時間はほとんど他のお客さんも居なくお風呂もほぼ貸し切り状態
山菜そばを美味しく頂く
日本晴れで気持ちのいい登山となった
山自体はお手軽百名山だったけど、五丈岩でクライミングチャレンジできたのは良い経験になった
誰も怪我をせず下山できた事を山の神様に感謝です
今回は『金峰山 日帰り登山』レポの紹介でした